つばめちゃん

家の玄関を開けて、ふと上を見上げると、つばめちゃんの家が半分くらい出来上がっていた。頭の上をびゅんびゅんとつばめちゃんが行き交っている。わたくしを警戒いていなのだろうか。いぬちゃんもつばめちゃんだけは、警戒の対象から外しているようだ。なぜ家の中に作ろうと思ったのだろうか。一日中玄関を開けたままにしていなければいけないじゃないか。

そんなことを思っているうちに、つばめちゃんの家は出来上がっていくのである。