トピックス 高齢化 - 介護について目を向けてみよう

人は誰も必ず老いる。今まで病気なんて自分には無関係であると思ってはいても老いることによって、少しずつ体に異変が起こってくる。機能障害、能力低下等が徐々に発生する。気持ちではわかっていても実際に体が動かない。食事もトイレも自由にいけない。こうなると介護をお願いするしかない。
高齢者に優しく、住みやすい社会の実現は望ましいものであるが、総合的に見てそうはなっていないのが現実であろう。介護とは何か、介護の心得を紐解いて十分に理解しているつもりでも現実には、双方共に機械ではなく人間であり、ここに人間関係を含め様々な問題がある。人間くさいどろどろとしたことが日常的に発生し、介護する側は精魂共に疲れ果てる。介護を必要とする高齢者と真っ向から同じ立場で会話を行おうとした場合に、このような状況に陥る。介護する方もされる方も神経を使う。介護と一言で言っても本当に様々な問題があるのである。
一番の目的は、閉じこめられた室内で死を迎えることではなく、介護を行うことによって回復に導き、人間らしい生活を送ることである。あなたが今どのような立場にいようとも、この現実を確実に受け止めていただければと思う。
そして、実際に介護の現場でどのようなことが行われていて、現実はどのようなものなのかを少しでも理解しておきたいものである。なぜコムスン問題のようなことが起こるのだろうか。以下に紹介している書籍は、その手がかりになるのではないかと思う。



痴呆症状と生活の障害〈2〉異食/不潔行為/自発性欠如/食事を遊ぶ (事例集 高齢者のケア)

痴呆症状と生活の障害〈2〉異食/不潔行為/自発性欠如/食事を遊ぶ (事例集 高齢者のケア)



介護ハンドブック

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