年を積み重ねるとわかること

年を積み重ねる毎に、今まで見えもしなかった、わからなかったことが段々と理解できるようになってくる。
たとえば、そう、命の大切さだ。テレビのニュースで、戦争、テロ、天災で尊い命が失われたと淡々と語られる。その悲しさをすべてわかることはなくとも、少しでも痛みを理解し、冥福を祈ろうと努力するも、本当の悲しさを肌で感じることはない。また、明日になって、今まで通りの生活を送るだけだ。
しかし、死に絶えるとき、どんな気持ちだったのだろう、どんなに苦しい、どんなに悔しい気持ちだったのだろうと真剣に考えると、その心持ちが伝わってくるような気がしてならない。生きることは奇跡以外の何者でもないと昔の日記に書いた。そう、生きると言うことは奇跡以外の何者でもない。だから、死にものぐるいで生きよう。
一度でも死にたいと思ったことがあるなら、何れ平等にやってくる死のことよりも生きることに命をかけよう。