不便な生活

プレイステーション 2 を買った。買ったときのまま、玄関に置きっぱなし。
テレビに見入ってしまうのが嫌で、コンセントを抜いた。
テレビ中毒にかかっていたので、禁断症状が出た。とても辛かった。でも、しばらくすると、テレビがなくても生きていけることに気づいた。
音楽に夢中になるので、コンポのコンセントを抜いた。
電子レンジは便利なので撤去した。
冷蔵庫は電気代がかかるので、コンセントを抜いた。
有線放送が聞けるようになっていたので、主電源を切った。
コンパクトラジオがあったので、電池を抜いた。
エアコンは電気代がかかるので、コンセントを抜いた。
洋服は買わない。
勿論、洗濯も手洗い。半日かかる。これは結構、辛い。
水道とガスの支払いを忘れていて、現在、止まっている。
土日は一日一食。
この生活をもう五年続けている。

普段、何不自由ない便利な環境にいるので、もっと不便で仕方のない環境になればいい。出来ることなら昭和初期の生活に浸りたい。

将来はもっと不便な生活がしたい。電気なんて通ってなくてもいい。ランプで十分。水道もなくてもいい。人力ポンプで汲み上げる。

洗剤革命