最近のニュース

民主・小沢代表が辞意表明=大連立構想、混乱にけじめ−執行部は慰留
11月4日23時0分配信 時事通信

 民主党小沢一郎代表は4日午後、党本部で緊急記者会見し、福田康夫首相(自民党総裁)との党首会談で協議された大連立構想が党内外に混乱を招いた責任を取り、代表を辞任する意向を表明した。これに対し菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長らは新テロ対策特別措置法案などで攻勢を掛けるには小沢氏が必要として、同氏を慰留することを確認した。5日午後に役員会を開いて協議するが、連立問題をめぐる小沢氏への反発もあり、同党の動揺拡大は避けられない情勢だ。
 会見で小沢氏は、「総理から要請のあった連立政権の樹立をめぐり、政治的混乱が生じたことを受け、民主党内外へのけじめとして代表の職を辞する決意をした」と述べた。鳩山氏あての辞職願を提出したことを明らかにし、「執行部をはじめ、同僚議員の皆さんにわたしの進退を委ねた」と語った。
 また、「2日夜の役員会で政策協議を始めるべきではないかと提案したが、認められなかった。役員から不信任を受けたに等しい」と述べ、自民党との政策協議を民主党として拒否したことも、辞任する理由に挙げた。
 小沢氏は今月2日の党首会談について、首相は「極めて重大な政策転換を決断された」として、(1)自衛隊の海外派遣は国連決議などによって認められた国連活動に限る(2)新テロ法案は連立が成立するなら、こだわることはしない−と表明したことを明らかにした。その上で「わたし個人は政策協議を開始するに値すると判断した」と説明した。 

最終更新:11月4日23時0分


Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071104-00000078-jij-pol